CATEGORY | 滋賀
2021.07.08
writer | シガだね編集部
今回は、東近江市にある、
『ヨコタ農園』さんにお邪魔してきました。
今回お話をお伺いしたのは
この農園を営む、横田さんご夫婦。
発想力豊かでアイデアマンのご主人と、
お話上手で農園のことを誰よりも熟知している奥様。お二人に共通する思いとは。
素敵なご夫婦の農園生活を
ぜひ覗いてみてください♪
いちごがおいしく食べられる季節は
ちょうど寒い冬が過ぎた頃。
寒い冬を乗り越えたいちご達は、
ぐんと糖度が高くなり
より甘くて美味しいいちごへと
仕上がるんだそうです。
ではまず、ここで育つ
3種類のいちごをご紹介!♪
・四つ星
・章姫
・紅ほっぺ です。
ざっとそれぞれの特長はこんな感じです!
実際に食べてみても、まさにその通りで、
同じいちごでもこんなに個性があるんだと驚きました。
このように個性があるが故、
食べるシチュエーションや使い道などで
いちごの適正はもちろん違っていて、
いちご狩りや生食用だと、四つ星が人気なようですが、ケーキ屋さんなどでは、紅ほっぺを扱われることが多いそうです!
ちなみに…うちのシェフは章姫がお気に入りだったようで。笑
シガだね商品にはジューシーな『章姫』を使用しています!
ヨコタ農園では、もちろん!
いちご狩りも行われています。
今の時期ということもあり、
営業をお休みされている所も多いようですが、
ヨコタ農園では、感染対策徹底の元、
安心して楽しむことが出来ます。
4棟あるハウスを、組ごとに時間帯を分け、ハウスを分け、
一棟一組でいちご狩りができるという
ラッキーなシチュエーションも実現します!♪
とっても ”贅沢ないちご狩り” です!!
何といっても、ヨコタさんご夫婦は
第一次産業に留まらない、
活動の幅広さが目を引きました!
一つは、生食以外でのいちごの活用。
生食用としては出せないいちご達を
加工用の冷凍いちごとして販売していたり、
ジェラートに加工して商品化していたり、
さまざまな工夫を凝らされています。
ちなみに…!そのジェラートは
前回お邪魔させて頂いた『 池田牧場 』さんにて
加工をお願いされているそうなんです。
『 滋賀県産の美味しいいちご × 滋賀県産の美味しい牛乳 』
正に理想の形です♪
二つ目は、イベントや農業体験!
このコロナ下に入るまでは、
この農園や近くの施設を借りて
定期的にイベントを行われていたそうです。
いちご狩りの他に、
ブロッコリー狩り、さつまいも掘り…
地元で活躍するバンドマンを呼んではライブをしたり、
講演会をしたり…地元の人々に寄り添う企画が盛り沢山。
HPにもその様子が載っていますので、
ぜひ、チェックしてみてください!
HP→ https://yokota-nouen.com
さらに、農業体験は
この時代とても重要な体験で子供達の未来を支える本当に素敵な試みです。
普段家庭で食べている食材がどのように出来るのか、そして、どのように収穫されるのか。
土に触れる体験、自分で収穫する体験….
その楽しさや面白みを味わった子供達が
ものを作る喜びを覚え、自分で育てたものを食べる未来が実現する。
今後の農業界を支える幸せな未来が生まれることを願っています。
これまでもいろいろな活動をされてきたヨコタさんご夫婦ですが、
今後はなんとカフェ経営にも挑戦されるそうです!
『 常時人がくつろげる場所を作ることで、
お客さんが来てくれると私たちも嬉しい。』
『 地元の人々の憩いの場、
そして悩める子供達の心を癒す彼らの居場所を作りたい。』
と、そんな素敵な思いのもと、
新たな取り組みがスタートします!
オープンしたらぜひ、
取材させていただきたいですね♪
今回の取材で改めて感じたのは、
“ 食べ手の感想や思いは、作り手に直接届かない “ と言うこと。
『食べてくれた人の声を
私たちが直接聞くことはないからね〜。』
そんな、取材中にお聞きしたご主人の一言に
私たちはハッとさせられました。
飲食店を営む私たちは、
作り手の皆様から新鮮で美味しい食材をいただき、それを調理しお客様に提供しています。
そして、その料理に対して直接ご感想を頂けるのは料理を提供している ”私たち” 。
言わば、お客様からの声を独り占めしている訳なんです。
だからこそ!お客様から頂く数々の声を
作り手の皆様に届けなければならないと思いました。それが私たちがこの活動をする意味であると。
お客様の声が作り手の皆様にとって原動力となるように、横田さんを始めとする作り手の方々の悲痛な叫びは私たちの原動力となります。
実際に足を運ばないとわからない事実や出来事にこうして気づける環境があること、
それが今、何よりの財産だと思います。
この環境を無駄にしないよう、改めて、今ある課題に向き合いたいと思う1日でした。
CATEGORY | 滋賀
2021.07.08 writer | シガだね編集部